


血圧とは心臓から送り出された血液が血管に与える圧力のことをいいます。
血圧には心臓が縮んで血管に圧力がかかるときの収縮期血圧(最高血圧)、心臓が拡張して圧力が低くなるときの拡張期血圧(最低血圧)の2種類があります。どちらかでも基準値を超えると、「高血圧」と診断されます。
高血圧のタイプは2種類。このうち、日本人の多くが「本態性高血圧」です。生まれつき高血圧になりやすい人が、肥満、アルコール、運動不足などの悪い生活習慣を続けることによって心臓や血管に負担をかけ、高血圧になってしまうタイプです。高血圧を防ぐには、まず日頃の生活習慣の見直しが大切です。
本態性高血圧…高血圧になりやすい遺伝的な要因に、悪い生活習慣などの環境要因が加わって血圧が高くなる。
二次性高血圧…腎臓病や内分泌系の病気、薬剤などの影響で起こる高血圧。原因となっている病気が治れば、血圧も下がる。

血圧が高い状態が続き血管が弾力を失って、次第に厚く硬くなることを動脈硬化といいます。動脈硬化になると、血管の内側がせまくなるため、十分な血液を送ることができなくなり、脳卒中・腎不全・狭心症などの心臓疾患を引き起こす原因となります。
また、心臓は高い血圧で血液を送り出さなければならず、負担がかかり心肥大を発症することになります。

「高血圧治療ガイドライン2009」では、収縮期血圧が140mmHg以上、あるいは拡張期血圧が90mmHg以上を高血圧と定めています。
高血圧と認められた場合、血圧をどのくらいまで下げるかという目標の数値を「降圧目標」といいます。 若者・中年者の降圧目標は130/85mmHgですが、高齢者は少し目標値がゆるやかになっており、糖尿病や腎障害の患者には少し厳しくなっています。
| 若年者・中年者 | 130/85mmHg 未満 |
|---|---|
| 高齢者 | 140/90mmHg 未満 |
| 糖尿病患者 慢性腎臓病患者 心筋梗塞後患者 |
130/80mmHg 未満 |
| 脳血管障害患者 | 140/90mmHg 未満 |